くも膜下出血、脳出血、脳梗塞などの脳卒中、脳血管障害では、物理的圧迫による脳損傷を除くと、脳血流低下が生じてアストロサイトやニューロンが障害され、脳機能が低下する。くも膜下出血と同時に脳血流が低下し、アストロサイトやニューロンへの血流障害が発生する。その時、白血球の毛細血管内pluggingが関与しており、細動脈の自動調節能も消失する。アストロサイトの突然のpH低下の関与と、脳循環自動調節能低下は、可逆性の反応であるが、くも膜下出血などで急激な強い障害が生じた場合には、回復の見込みは低い。アストロサイトの急激はCa濃度変化が、病態に関わり研究テーマとして継続している。
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