研究課題
ヒト屍体脳において解剖学的に同定し得たSLF Iの空間性作業記憶に関わる高次調節機能を生体ヒト脳において(覚醒下手術)評価することができた。その結果、右前頭葉に存在する原発性脳腫瘍の摘出手術においてはSLF Iの障害による空間性作業記憶の機能低下に注意が必要であることを提示し得た。従来ではサイレントエリアと命名され脳腫瘍摘出時の合併症に注意が払われることがなかった右前頭前野の脳腫瘍手術に関わる新たな知見を、高次脳機能と神経ネットワークの関連性に基づき発見した。
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J Neurosurg
巻: 19 ページ: 1-19
10.3171/2015.10.JNS1591.