末梢神経欠損の新しい治療法として我々が開発した末梢神経断端緩徐伸長法の実用化に向けて 臨床研究開始後に生じた新たな課題を解決するために本研究を計画した。(1)自動伸長システムの開発:持続的に神経伸長を行えるシステムを開発した。機器の安全性を評価する実験を行い、家兎を用いた持続伸長の実証実験を行った。(2)神経の癒着防止と神経再生を促す成長因子を含む多血小板血漿の効果を期待して、これを用いた神経伸長実験を行った。神経再生は多血小板血漿群で良好な傾向を示した。(3)臨床研究の継続分娩麻痺乳児の腕神経叢修復用の神経伸長器の開発が必要となり、新たな神経伸長器:巻き取り式神経伸長器を作成した。
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