ヒト関節軟骨細胞の分化誘導開始48時間目に37,39,41,43℃×20分間の1回目温熱刺激(1st HS)を適応した.その24時間後に45℃15分の致死的温熱刺激(2nd HS)を与えた.さらに8時間後のcell viabilityを評価した.1st HSの 24時間後に,HSP-70および基質代謝をmRNA発現で評価した.HSP-70の発現は温度依存的に亢進した.基質代謝は41℃群で最も亢進し,2nd HS後も41℃群が高値を示した. 2nd HS後のcell viabilityは,41℃群において最も維持された.適度な温熱刺激はHSP70発現を誘導しストレス耐性を高めることが示された.
|