研究課題
(A)SAHAによるG2/M期誘導メカニズムの解析:多剤耐性骨肉腫細胞株MNNG/ADRへのSAHAによるG2/M期誘導メカニズムを解明すべく、SAHA投与後のautophagy関連タンパク質の上流となる各種タンパク(Cdc2 etc)の発現蓮ベルを昨年度に引き続き検索・解析してきたが、SAHAにより直接発現誘導が得られるものがないことがわかった。そのためこの誘導をSAHAが直接行えているわけではないことがわかった。(B)多剤耐性骨肉腫細胞動物モデルの作製:採取した多剤耐性骨肉腫細胞株MNNG/ADRのxenograftモデルはやはり細胞が生着せず困難であった。多剤耐性Ewing肉腫細胞株のmouse xenograftモデルはクローンにより生着するものとしないものがあるため、再クローニングを行い生着するロットを厳選した。VH-64から採取した多剤耐性細胞株はxenograftに成功した。しかし、VH-64細胞株はapoptosisへの抵抗性は有していないため多剤耐性細胞株ではあるが、アポトーシス抵抗性を有するアニマルモデルの作成には至らなかった。今後はSAHAの投与とG2/M導入との因果関係の有無から再度検討を続けていきたい。
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