研究課題
骨原発の悪性線維性組織球腫細胞株MFH2003の由来する患者末梢血より肉腫幹細胞(SP細胞)を特異的に認識するCTLクローンTc-4c6を得た.Tc-4c6より5'RACE法を用いてTCRαβ鎖のcDNAをクローニングした.定常領域を含むベクターにクローニングし,TCRAおよびTCRBを欠損する58α-β-T cell hybridomaおよびJrt/MA細胞(CD8およびNFAT-luciferaseを発現する)に遺伝子導入した.TCRを導入した58α-β-ハイブリドーマおよびJrt/MA細胞はSPを特異的に認識した.また他家骨肉腫細胞株KIKUに反応することがわかった.抗原提示候補アリルはHLA-A24, B-52, Cw12である.今後多価肉腫細胞株への反応性およびHLA class I抗体(αA24抗体, αBC抗体,αHLA class I抗体)を用いたblocking assayにより抗原提示HLAアリルを決定し,発現クローニングによる自家CTLクローンに認識される肉腫幹細胞抗原を同定する.
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OncoImmunology
巻: 5 ページ: 未定
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J Surg Oncol.
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