研究成果の概要 |
骨悪性線維性組織球腫(MFH)より樹立した細胞株MFH2003より肉腫幹細胞(SSC)を分離してSSC特異的な自家CTLクローンTc 4c-6を誘導し,T細胞受容体(TCR) cDNAをクローニグした.そしてTCR cDNA( A5B, A7B)をTCR欠損58α-β-細胞(58A5B, 58A7B)に移植した.58A7BがSSCをわずかに認識した.続いて NFAT-luciferase導入細胞株(Jrk/MA)にA7Bを導入し,より高くTCRを発現する株(J-A7B)を樹立した.現在J-A7Bの拘束HLAを決定している.これらの成果は自家CTLに認識される肉腫幹細胞抗原の同定に有用である.
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