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2013 年度 実施状況報告書

80歳以上の高齢者を対象とした大腿骨近位部骨折の発生要因を明らかにするための研究

研究課題

研究課題/領域番号 25462377
研究機関琉球大学

研究代表者

金谷 文則  琉球大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (90233866)

研究分担者 普天間 朝上  琉球大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (20264492)
研究期間 (年度) 2013-04-01 – 2016-03-31
キーワード大腿骨近位骨折
研究概要

本研究の目的は、大腿骨近位部骨折の発生要因を明らかにし、予防対策を講じることである。高齢者の転倒をきたす内的要因として、加齢、身体機能の低下、身体的・精神的疾患の合併(骨粗鬆症、認知症、高血圧症、脳血管障害、糖尿病等)、薬剤の服用(転倒が副作用として明示されている薬物等)が挙げられている。しかし、これらの要因がどの程度大腿骨近位部骨折の発生に関与しているかは明らかにされていない。本研究では、80歳以上の高齢者を対象にコホート研究を行い、曝露要因(認知症、身体能力、薬剤服用等)の有無で大腿骨近位部骨折の発生を比較するものである。今回、大腿骨近位部骨折の発生率を低下させるための介入すべき集団の特徴とその方法を検討するために、骨粗鬆症の診断・病態に必要な骨粗鬆関連の血液検査、骨密度検査(骨密度、骨代謝マーカー)およびその他の要因として身体的特徴(身長、体重)、認知症(長谷川式スケール)、薬剤服用(トリアゾラム、ゾニサミド、クロバザム、エンタカポン、オランザピン、ドネペジル塩酸塩など)、身体機能(片脚立位時間、ロコモティブシンドロームテストなど)の調査項目を評価することについて沖縄県内の32施設へ連絡し、了承を得た。残りの12施設に関しては、次年度に説明同意を得る予定である。また、本年度は、研究員のいる病院と併設する老健施設に対して、データの収集、評価を行った。25年度の予算の多くは、今後の膨大なデータの解析のために、コンピューター及びその周辺機器、ソフトウェア購入費として使用した。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

調査用紙やデータベース作成に時間を要し、協力施設への依頼が遅れたため、十分な調査が行えていない。

今後の研究の推進方策

調査用紙、データベースを完成させ、調査に取りかかる。

次年度の研究費の使用計画

実質的な調査体制が確立しなかったため。
異動した人員などに再依頼をし、調査に必要な物品などを購入し、配布する。

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公開日: 2015-05-28  

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