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2016 年度 実績報告書

親子の骨強化啓発活動の研究(骨粗鬆症の一次予防への運動・栄養指導方法の確立)

研究課題

研究課題/領域番号 25462387
研究機関聖マリアンナ医科大学

研究代表者

清水 弘之  聖マリアンナ医科大学, 医学部, 教授 (80216100)

研究期間 (年度) 2013-04-01 – 2017-03-31
キーワード骨量測定 / 親子 / 超音波
研究実績の概要

踵部の超音波骨量測定装置を用いて中・高校生の子供とその母親の骨評価値を測定し、問診票を用いて体格、生活習慣などに関する調査を平成24年度~27年度まで行ってきた
具体的には中・高校一貫校の女子(年齢12歳から18歳)とその母親に問診表を配布し年齢、身長、運動歴、初経年齢、食事内容などについての調査を行った。食事内容は食事診断配点基準に沿ってカルシウムの1日摂取量を算出した。超音波骨量測定装置で踵骨の音響的骨評価値(Osteo-Sono Assessment Index:OSI)を算出し、親子のOSI値およびZスコア値の関係と問診票による各調査項目と骨量との関係について調査し、低骨量者の親子に栄養士による食事を含めた生活、運動習慣の指導を行った。
最終年度では、昨年まで行ってきた検診者のアンケートや資料、骨量をデータ処理し、統計的にまとめることを行った。この研究は平成13年度から開始しており(親子総計6,294名)、平成24年度からのデータを追加して統計処理した。この結果は研究実績報告に掲載する。
結論は骨量は子供の年齢、身長、体重、初経年齢、生理不順と母親の閉経と相関を有しており内的因子が影響していた。子供と母親とのカルシウムの摂取量は相関を有し、高校生の親子ペアではOSI値との相関関係は認め、母児間の骨量相関を示した。親子ペアにおける低骨量群では親子で身長が高く、体重は軽く、初経年齢も高く、体重、初経年齢に有意な差を有していた。また、子供で部活や部活以外の運動している者は運動していない者に比べて有意に高値を示し、母親にもその傾向を認めた。荷重負荷の強いバスケットなどを行っている者は有意にOSIの高値を示し、荷重負荷の少ない運動(水泳)を行っている者は運動していない者と差がなかった。親子ともに運動の頻度が多いほど、有意にOSIの高値を示していた。

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公開日: 2018-01-16  

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