骨粗鬆症一次予防は成長期の最大骨量を高めることが重要である。中学・高校生女子とその母親を中心に経年的な骨量検診を行った。 若年期における骨量獲得に対する介入は17歳までに行い、Ca摂取,運動の種類が骨量獲得には大切である。さらに運動介入はハイインパクトスポーツが有効で、経年的な啓発指導は親子の意識改革をもたらす。低骨量群の親子の特徴から骨粗鬆症ハイリスク群を思春期から区分できた。母親の骨量が少なく、カルシウム摂取の少ない、体格が小さく運動をしない、骨粗鬆症の家族歴を持つ子供達を中学 1 年から 2 年で選び出し、学校内での骨量測定・栄養指導を勧める体制が骨粗鬆症の一次予防の観点から必要と考える。
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