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2013 年度 実施状況報告書

麻酔後睡眠障害の治療戦略:睡眠ホメオスタシス調節の視点からのアプローチ

研究課題

研究課題/領域番号 25462394
研究種目

基盤研究(C)

研究機関弘前大学

研究代表者

吉田 仁  弘前大学, 医学(系)研究科(研究院), 講師 (00374843)

研究分担者 廣田 和美  弘前大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (20238413)
研究期間 (年度) 2013-04-01 – 2017-03-31
キーワード脳・神経 / 全身麻酔 / 睡眠 / 脳波 / 内因性睡眠物質
研究概要

睡眠用脳波測定の確認を行った。ラットは、ケタミンおよびキシラジンによる全身麻酔下でPlastic One社製の脳波および筋電図電極が埋め込まれた。また、脳温測定のプローベを頭頂部の硬膜上に固定した。さらに、大脳皮質上に薬物投与用のカニューラを設置した。これらは歯科用セメントで一塊に固定した。ラットは恒温チャンバー内でケーブルに接続され、脳波および筋電図は日本光電社製の増幅器を経由した後にコンピュータに記録した。ラットの睡眠解析には以前より使用しているBiosoft Studio社製のSleepWaveというソフトウエアを使用した。基本的な解析はオフラインの下マニュアルで行った。また、薬剤投与ルートとして静脈内投与を検討した。同じくケタミン・キシラジンによる全身麻酔下にSD雄性ラットを使用。血管は右外頚静脈を選択。ニューロサイエンス社製のカテーテル挿入を計画した。確実な手技と術後のカテーテル閉塞を避けるために、更なる改良が必要と考えられた。全身麻酔薬の作用の腹腔内投与は簡便な方法であるが、腸管内に誤投与されてしまうこともあり効果が安定しない。そこで最終的に全身麻酔薬の経静脈的持続投与を計画していた。その目的のため、テルモ社製のインフュージョンポンプを購入した。前述の脳波、筋電図、カニューラと血管用カテーテル挿入は、それぞれの手技に時間を要するため改善が必要と考えられた。本年度の計画は引き続き平成26年度も継続して行う予定である。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

麻酔および全身麻酔薬を静脈内投与するための道具は準備できつつある。しかし、当初の予定より、他の業務に要する時間が多くなったため、本事業に費やす時間が短くなってしまったため。

今後の研究の推進方策

本年度は時間配分を再検討する。また、使用する薬剤をGABA作動性、NMDA作動性、α2アドレナリン受容体作動性、それぞれ1剤づつ調べ、全体像を把握するよう検討していく。

次年度の研究費の使用計画

他業務に要する時間が多く、当事業に費やす時間が少なかったため。動物・薬品などの購入に必要な金額が繰り越しとなってしまった。
業務の時間を再調整し当事業を行う。薬剤を特定し全体の傾向を把握しながら進めるよう検討する。

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公開日: 2015-05-28  

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