MRI(VBM解析)を用いて、われわれは慢性痛患者12人を対象に様々なアンケート調査(主観的評価)を行った。MRI撮影を行い、アンケート結果とMRI画像解析結果の相関関係を探った。主観的評価として主に神経障害性特性を表すPain DETECT Questionnaire (PD-Q), Pain Catastrophizing Scale (PCS) のスコアをとり、VBM結果で灰白質容積を測定し、その相関をとった。睡眠の質,腰痛に関する簡易問診票,年齢,性別の要素で重回帰分析を実施したところ,Pain Detectのみ、島と後帯状回の膨張と強い相関を認めた。
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