研究課題
本研究課題では、急性肝不全・劇症肝炎に対して硫化水素が肝保護作用を発揮するのか、その作用メカニズムを生体及び分子レベルで解明することを目的とした。本研究の結果、以下のことが明らかとなった.①硫化水素の投与によって急性肝不全マウスの生存率が改善し、これは肝細胞障害の軽減と関連している。②その機序の一つとして、硫化水素による肝臓でのアポトーシス抑制作用が示唆される。③硫化水素によるアポトーシス抑制作用はアポトーシス関連タンパク質カスパーゼ依存性である。
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臨床麻酔(Japanese Journal of Clinical Anesthesia)
巻: 39 ページ: 865-872