研究課題
前立腺癌ホルモン療法患者の生検検体を用いてFOXA1の染色を行い、FOXA1の発現が高い患者において去勢抵抗性獲得までの期間が有意に短いことから、去勢抵抗性獲得までの予測因子として、生検時のFOXA1の発現の有用性を報告した。アンドロゲン感受性細胞株のLNCAP細胞と去勢抵抗性前立腺癌細胞株であるC4-2 細胞を比較し、LAT1という癌特異的アミノ酸トランスポーターが去勢抵抗性となる過程で上昇することを見出した。また、その原因として、エンザルタミドを含めた抗アンドロゲン剤でアンドロゲン受容体(AR)を阻害すると、LAT1が上昇することを報告した(J Urol 2015)。前立腺癌ホルモン療法患者における血清テストステロンと予後の関連を解析し、日本人ホルモン療法患者(Combined Androgen Blockade)の新規去勢域としてテストステロン20ng/dLの臨床的有用性を提案した(J Urol 2015)。前立腺癌患者におけるActive Surveillance(AS)の基準と術後の病理学的なInsignificant Cancer(IC)の相関が日本人において低いことから、そのAS基準に前立腺体積を含めることで、欧米並みにICの予測率が上昇することを報告した(Int J Urol 2016)。
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Journal of Urology
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