前立腺癌ホルモン療法患者の生検検体を用いてFOXA1の染色を行い、FOXA1の発現が高い患者において去勢抵抗性獲得までの期間が有意に短いことから、去勢抵抗性獲得までの予測因子としての有用性を証明した。去勢抵抗性細胞株で発現上昇するLAT1を解析し、抗アンドロゲン療法の過程で上昇することから、新規去勢抵抗性メカニズムとして報告した(J Urol2016)。前立腺癌ホルモン療法患者血清におけるテストステロン値を解析し、日本人前立腺癌患者において、テストステロンを20ng/dLが去勢レベルとして重要であることを報告した(J Urol 2015)。
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