研究課題
本研究では、シュウ酸カルシウム一水和物(COM)結石に特徴的に存在するプロテインZの役割、特にカルシウム結石の成長や形成にPZがどのような役割を果たすかを検討し、このタンパク質が尿路結石の中心部分に含まれている意義を解明し、さらに動脈硬化や血栓との関連を調べようと考えた。平成27年度は最終年度となるため、平成25,26年度に確立して応用している、COM結晶の生成と凝集の吸光度および顕微鏡を用いた方法を利用して、プロテインZだけでなく、同時に検出されるオステオポンチン、プロトロンビンの影響を検討した。さらに結晶化が細胞表面で起こっていることから、リン脂質膜を用いた検討を行った結果、COM結晶生成では有意差は見られなかったものの、1時間のリン脂質膜上でプロテインZ単独存在下で、結晶数が少なく結晶面積が増えている傾向にあった。これらのタンパク質がCOM結石の中心部に存在することは間違いないので、さらに検討していきたいと考えている。
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