研究課題
基盤研究(C)
本研究では、男性不妊症モデルラットを用い、障害を受けたSertoli細胞およびLeydig細胞における精子形成に関係する遺伝子を同定し、精巣内への遺伝子導入法を用いて障害を受けたSertoli細胞およびLeydig細胞にその遺伝子を導入し、機能解析を行うことを目的とした。まずはSertoli細胞およびLeydig細胞の細胞分離を試みたが成功しなかった。そこで臨床検体にて高度乏精子症と閉塞性無精子症の精巣を比較検討した。その結果AMHとCK18においてSertoli細胞の染色性の違いが判明した。今後このSertoli細胞の機能解析を行うことで造精機能障害のメカニズムが解明されると考えられた。
泌尿器科