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2013 年度 実施状況報告書

ヒト体外培養系での胚内部細胞塊分裂の実体検証:より生理的な胚盤胞培養系の基礎検討

研究課題

研究課題/領域番号 25462549
研究機関秋田大学

研究代表者

寺田 幸弘  秋田大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (10260431)

研究分担者 舘山 奈江  秋田大学, 医学部, 技術系補佐員 (20638283)
熊谷 仁  秋田大学, 医学(系)研究科(研究院), 准教授 (60333936)
熊澤 由紀代  秋田大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (70400504)
研究期間 (年度) 2013-04-01 – 2016-03-31
キーワードヒト胚 / 胚発育 / 胚内部細胞塊分裂
研究概要

平成25年度は研究計画書に記入した下記2項目に関して遂行した。 ヒト胚盤胞は使用できるものがすくなく、免疫染色においてはマウス胚をもちいた予備実験を十分におこない染色条件等を確認ののちヒトマテリアルをもちいた。
1:体外培養後同一胚内に複数認められる形体的胚盤胞の性状の検討
体外培養で得られた胚盤胞内に複数存在する形態的内部細胞塊を分離し、内部細胞塊マーカーの発現および内部細胞塊形成に機能する転写因子の発現を検討し、それぞれの細胞塊構成細胞の特質を検討する。また、超微形態観察を行い細胞間のギャップ結合の状況の観察およびそこで機能するタンパクの発現を検討する。(分離はまだ行っていないが胚性マーカーおよびギャップ結合のタンパクの胚盤胞内での局在は明らかになった)
2:内部細胞塊分裂時に認められる「ストランド現象」発生時の細胞相互作用の検討
胚発育をオンタイム連続観察し、「ストランド現象」が観察された時点で胚を固定し、内部細胞塊が分裂する瞬間での細胞の形態およびそれらの相互作用を1と同様の手法で検討する。(ストランドを呈したヒト胚盤胞を固定染色することに成功した)

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

予備的な検討を含めて順調に進行していると考えます。

今後の研究の推進方策

胚盤胞の固定、染色、観察の基礎的な手技に関しては確立しています。
あとは、使用可能なヒト胚盤胞の確保が問題になるとおもいますが
今後の経過をみて、必要であれば他施設からのマテリアルの使用を、(倫理的に
適切な準備ができるよう慎重に配慮しながら)検討する必要性は生じる可能性もあると思います。

次年度の研究費の使用計画

分担者配分で調査・研究旅費を申請しておったが、実験優先のため、一部支出せず。
実験の進捗状況を見て、調査・研究のため、学会等に参加し、消耗品購入を考えている。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2013

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件)

  • [雑誌論文] Retrieval and in vitro maturation of human oocytes from ovaries removed during surgery for endometorial carcinoma: a novel strategy for human oocyte research2013

    • 著者名/発表者名
      Shirasawa, H., Kumagai, J., Sato, W., Kumazawa, Y., Sato, N., Terada, Y
    • 雑誌名

      J Assist Reprod Genet

      巻: 30(9) ページ: 1227-30

    • 査読あり
  • [雑誌論文] Repeated recombinant activated factor VII administration in a patient with congenital factor VII deficiency undergoing modified radical hysterectomy: a case report.2013

    • 著者名/発表者名
      Shirasawa, H., Yoshioka, T., Sawada, K., Terada, Y
    • 雑誌名

      Haemophilia

      巻: 20(1) ページ: e101-103

    • DOI

      10.1111/hae.12312

    • 査読あり

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公開日: 2015-05-28  

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