研究課題
基盤研究(C)
小児期から若年期にがんに罹患した患者のQOLの向上のため、妊孕性温存の選択肢について検討するべきという考え方が浸透しつつある。小児-若年がん患者に対する凍結融解卵巣移植による妊孕性温存は、未だ研究的レベルであるという認識であるものの、一方で他に選択肢がないために将来の技術の進歩を期待して保存されている症例も多くある。凍結保融解した卵巣の移植により生児を獲得するまでになかなか至らない原因の1つとして移植卵巣片に対して血流が充分でないためではないかと仮定し、移植卵巣片に積極的に血管新生を促進する戦略で研究を行った。
医歯薬学