研究成果の概要 |
周閉経期女性における中性脂肪やHDL-Cなどの脂質代謝の変化および血圧の変化には, エストロゲンだけではなく, 遊離テストステロンやbioavailableテストステロンを含め男性ホルモンが関与している可能性が示唆された。また, 周閉経期においてアディポネクチンやレプチンはU字型や逆U字型パターンを示し, これらの変化にテストステロンが関与していることが明らかとなった。さらに, 周閉経期女性においてホルモン補充療法を施行した場合, 経口投与, 経皮投与いずれのレジュメにおいてもDHEA-Sの有意な低下がみられ, エストロゲンは視床下部・下垂体・副腎系に関与していることが示された。
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