【目的】子宮体癌においてエピジェネティックに発現抑制される癌抑制型microRNAを同定し、microRNAの効果および抗癌剤との併用による抗腫瘍効果を検討する。 【結果】4種の子宮体癌細胞株に対し脱メチル化処理を行った結果、全ての細胞株に共通して発現上昇するmicroRNAとしてmiR-34bを同定した。また、子宮体癌細胞株にmiR-34bを導入することにより、コロニー形成能や細胞遊走能の低下が認められた(p<0.05)。さらに、HEC-1Bをヌードマウスの皮下に移植し各薬剤を投与した。その結果、パクリタキセル+miR-34b群は他の群に比し有意に腫瘍径の縮小が認められた(p<0.05)。
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