研究課題
基盤研究(C)
金沢医科大学病院嗅覚外来で文書による参加同意を得られた嗅覚障害患者を対象として、鼻腔刺激法と口腔刺激法とに無作為に振り分け3ヶ月間の嗅覚リハビリテーションの臨床試験を行なった。両群間の自己訓練施行率に有意差は認めなかった。また両群ともに3ヶ月後の嗅覚域値の有意な改善は認めなかった。オルファクトシンチグラフィによる臨床試験で、嗅覚障害患者におけるタリウム-201嗅神経移行の低下を認めた。さらにマウスでインスリン成長因子-1経鼻的脳内輸送が嗅球除去により阻害されることを明らかとした。
嗅覚障害