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2015 年度 実施状況報告書

加齢と廃用による嚥下障害に対する分岐鎖アミノ酸の効果に関する基礎的・臨床的研究

研究課題

研究課題/領域番号 25462677
研究機関東京大学

研究代表者

二藤 隆春  東京大学, 医学部附属病院, 講師 (60334372)

研究期間 (年度) 2013-04-01 – 2017-03-31
キーワード嚥下 / 嚥下障害 / 加齢 / 必須アミノ酸
研究実績の概要

本研究の目的は、必須アミノ酸のうち、筋タンパク質合成促進にとって重要とされるロイシン、イソロイシン、バリンなどの分岐鎖アミノ酸(BCAA)の嚥下障害への関与を解明することである。基礎データとして若年、高齢マウスにおける嚥下関連筋群と、コントロールとする四肢筋における形態的評価を行った。実験動物として生後4週(成熟期=小児)、12週(繁殖期=成人)、52週(老齢期=老人)のマウスを作成、使用した。前頚筋群、舌、咽頭収縮筋、喉頭およびヒラメ筋を採取後、筋湿重量を測定。3片に分け、1片はヘマトキシリンエオジン染色による観察、アセチルコリンエステラーゼ染色による神経筋接合部の観察、ミオシンATPase染色による筋線維のタイプ分類を行い、各年代のマウスで比較、検討を進めている。また標本の各部位におけるアンドロゲン受容体(AR)およびプロゲステロン受容体(PR)、エストロゲンαおよびβ受容体(ERα、ERβ)、IGF-1受容体(IFG-IR)の局在および密度を免疫組織学的に解析した。同時にBCAAを投与しつづけた若年、高齢マウスを作成し、同様な解析を行っている。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

加齢マウスの作成が遅れ、現在標本作製準備中である。

今後の研究の推進方策

加齢促進マウスを導入し、解析を進める予定である。またBCAA投与による影響を並行して解析する予定である。

次年度使用額が生じた理由

モデルマウスの作成および加齢促進マウスの購入が遅れたことにより、全般的に研究が遅滞したため、次年度使用額が生じた。

次年度使用額の使用計画

モデルマウスの作成を進め、採取した標本の解析と比較検討を行うとともに、加齢促進マウスを購入し、同様に解析を行う予定である。

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公開日: 2017-01-06  

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