研究課題
平成25年度は主にベーチェット病患者の血清収集およびデータベースの構築をおこなった。研究の目的が眼炎症発作との関連性のある糖鎖を探索することであるため眼炎症発作の生じている患者血清を収集しなければならないが、当初の予想よりも眼炎症発作を生じる患者が少ないため、血清収集が遅れている状況である。また、マウスを用いた実験的自己免疫性もうまくぶどう膜炎を誘導し、経時的に血清を収集した。来年度はこれら患者血清、マウス血清について糖鎖解析をおこなう予定である。
3: やや遅れている
研究の目的が眼炎症発作との関連性のある糖鎖を探索することであるため眼炎症発作の生じている患者血清を収集しなければならないが、当初の予想よりも眼炎症発作を生じる患者が少ないため、血清収集が遅れている状況である。
患者血清の収集方法について、眼炎症発作前の血液を採っておき、発作時の血液をとって比較することを考えていたが、それではなかなか血液が集まらないことが分かったため、今後は発作時の血液を採って、発作が落ちついて寛解期に入った時の血液を採ることで血液収集効率を上げる。患者血清が十分に集まったところで糖鎖解析をおこなう。実験的自己免疫性ぶどう膜炎を誘導したマウス血清について糖鎖解析をおこなうが、その際、IgGや白血球を抽出して糖鎖解析をおこなうよていである。
患者血清の収集が予想よりも少なく、その分だけ糖鎖解析の前処理に掛かる費用が少なくなった。また、マウスの血清を使った糖鎖解析も来年度への持ち越しとなった。前年度におこなうことが出来なかった糖鎖解析の前処理を、その分多くおこなう予定であり、またマウス血清を使った糖鎖解析も今年度におこなう予定である。また、当初の計画通り、患者血清の糖鎖解析をまとめておこなう予定である。
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