研究成果の概要 |
今回我々はぶどう膜炎の発症時に特異的に上昇する糖鎖について検討をおこなった。インフリキシマブ導入後もぶどう膜炎を生じる患者、特に抗インフリキシマブ抗体が陽性患者、およびコントロールとしてインフリキシマブ導入後経過良好な患者の血清について、新しい糖鎖構造解析グライコブロッティング法をもちいて網羅的糖鎖解析をおこなった。2群間比較でm/z1680, m/z2337, m/z2379, m/z3195の4つの糖鎖において比較的明確な差異が認められ、いずれも無効例に多くみられるという結果であった。
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