アデノ随伴ウイルスベクター(AAV)へ改変型ボルボックス由来チャネルロドプシン1遺伝子(mVchR1)、並びにハロロドプシン遺伝子(NpHR) を挿入し、発現ベクターを作製した。キャプシドタンパク質を改変したAAV2M型は高い発現効率をもたらした。NpHRはタンパク質発現が低いことが分かり、その膜移行配列を改変し機能を調べた。しかし、in vivo, in vitro共に大きな改善は見られなかった。そこでタンパク質の三次元構造のモデリングを行ってきた。その過程において、イオンを細胞膜に透過させる経路にも問題があり、イオン透過率、すなわちチャネルとしての機能が低いことが分かった。
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