研究課題
基盤研究(C)
初め、糖尿病で低下するAdiponectinが血清由来Nanoparticleの生成・分解を通じて創部におけるCa2+動態について与える影響について調査を試みたが、Adiponectin蛋白の精製に難渋したため、創部のイオンチャネルについても同時に研究を進めた。Transient Receptor Potential チャネルのうちTRPC3が肥厚性瘢痕創部において発現上昇していた。皮膚線維芽細胞に反復伸展刺激を与えるとTRPC3の発現が上昇した。さらにTRPC3過剰発現線維芽細胞に伸展刺激を与えるとCa2+濃度が上昇、NFκBがリン酸化されFibronectinの発現が上昇した。
形成外科