• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2016 年度 研究成果報告書

血液脳関門通過性オキシム類による有機リン中毒の解毒に関する研究

研究課題

  • PDF
研究課題/領域番号 25462845
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 救急医学
研究機関科学警察研究所

研究代表者

太田 彦人  科学警察研究所, 法科学第三部, 室長 (40392261)

連携研究者 山室 匡史  科学警察研究所, 法科学第三部, 室長 (80646555)
研究期間 (年度) 2013-04-01 – 2017-03-31
キーワードアセチルコリンエステラーゼ / 脳内活性回復 / 4-PAO / 2-PAM / サリン類似体 / サリン阻害ラット
研究成果の概要

地下鉄サリン事件にて,救命時解毒剤2-PAMが投与されたにも関わらず亡くなられた被害者の解剖では,末梢AChE活性は回復したが脳内AChE活性は回復しなかった.これは2-PAMのBBB通過能が乏しいたためと考えられ,よりBBB通過能の高い解毒剤の開発を検討した.脂溶性オキシム4-PAOが十分なラットBBB通過能とAChE回復能を示すことがわかり,ラットを用いたin vivo解毒実験を行った.脳内AChE活性を12.5%まで阻害したラットに4-PAOを継続静注したところ,脳内AChE活性が定量的に回復,8mg/kg投与時で79.3%まで回復し,4-PAOが新たな解毒剤となり得る可能性が示された.

自由記述の分野

毒性学

URL: 

公開日: 2018-03-22  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi