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2014 年度 実施状況報告書

ストレス応答タンパクの多様性についてーαNACとMUC1の核内での働きー

研究課題

研究課題/領域番号 25462921
研究機関長崎大学

研究代表者

佛坂 由可  長崎大学, 病院(歯学系), 講師 (10244089)

研究分担者 片山 郁夫  長崎大学, 医歯薬学総合研究科(歯学系), 助教 (80295089)
田代 茂樹  長崎大学, 病院(歯学系), 助教 (20300882)
榮田 智  長崎大学, 医歯薬学総合研究科(歯学系), 助教 (80325662)
中村 卓  長崎大学, 医歯薬学総合研究科(歯学系), 教授 (30172406)
研究期間 (年度) 2013-04-01 – 2016-03-31
キーワードDNA障害修復 / alpha NAC / cleaved alpha NAC
研究実績の概要

本研究の目的は、細胞質と核内で別の働きを有するストレス応答蛋白 (dual-function stress response protein) であるalpha NACとMUC1に注目し、DNA障害修復機構におけるこれら2つの蛋白の相互作用を解明することであった。特に、細胞のストレス死において、alpha NACとMUC1とが協調して、あるいは拮抗的に働くメカニズムを明らかにしたいと考え研究を始めた。
平成26年度は、alpha NACおよびcleaved alpha NACの働きについて研究を行った。DNA障害時により細胞死が起こる際に、alpha NACはカスパーゼ依存性に切断される事を発見した。alpha NACのリコンビナント蛋白の精製を行い、様々なカスパーゼを使用して切断の検索を行いカスパーゼ3にて切断される事が分かった。また、カスパーゼ3の抑制剤によって、切断が抑制されることも分かった。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

研究はおおむね順調に進展していると思われる。

今後の研究の推進方策

さらに研究を進めて、cleaved alpha NACの働きを解明したい。

次年度使用額が生じた理由

前年度に予定していた研究をすべて遂行出来なかったため。

次年度使用額の使用計画

前年度に計画していた研究に使用する。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2015

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件、 オープンアクセス 1件、 謝辞記載あり 1件)

  • [雑誌論文] GSK-3β-dependent down regulation of γ-taxilin and αNAC merge to regulate ER stress responses.2015

    • 著者名/発表者名
      Hotokezaka Y, Katayama I, van Leyen K, Nakamura T
    • 雑誌名

      Cell Death and Disease

      巻: 6 ページ: e171

    • DOI

      10.1038/cddis.2015.90

    • 査読あり / オープンアクセス / 謝辞記載あり

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公開日: 2016-05-27  

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