Porphyromonas gingivalisはIX型分泌システム(T9SS)を用いて病原プロテアーゼであるジンジパインを分泌する。PorYとPorXが二成分制御系として働いていることを証明した。ECFシグマ因子SigP欠損株ではporX株と同様にT9SS成分タンパク質の遺伝子の発現抑制がみられた。SigPがこれらの遺伝子のプロモータ領域に結合した。SigPはporX株では検出されなかった。SigPとPorXは直接結合した。PorY-PorX-SigP カスケードがT9SSの調節に関与していることがわかった。
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