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2014 年度 実施状況報告書

放射線による唾液腺障害に対するD体メチオニンの防護機構の解明

研究課題

研究課題/領域番号 25462932
研究機関東海大学

研究代表者

吉川 正信  東海大学, 医学部, 准教授 (90276791)

研究期間 (年度) 2013-04-01 – 2016-03-31
キーワードDメチオニン / 放射線 / 唾液腺機能障害
研究実績の概要

放射線は頭頸部癌治療に広く用いられるが口腔乾燥症と口腔粘膜障害が高頻度に発生するため患者QOLを低下させる。アミフォスチンなどのL体含硫アミノ酸は防護薬として古くから開発されてきたが、有害作用が強いため臨床ではほとんど使用されない。申請者はこれまでにD体メチオニンが放射線照射による口腔粘膜障害および唾液腺機能障害に防護効果を持ちL体含硫アミノ酸にみられる有害作用が無いことを明らかにした。D体アミノ酸はL体アミノ酸とは異なる代謝過程を持つことが知られている。本研究計画では放射線によるDアミノ酸代謝関連遺伝子変異動物を用いてD体メチオニンの放射線防護効果の機構を明らかにすることを目的とした。Dメチオニンを経口投与後7分目に血液、唾液腺、唾液を採取した。その結果、いずれの部位においてもDメチオニンが検出された。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

Dメチオニンの体内動態を解析し、Dメチオニン投与時期との関連解析が進んだ。

今後の研究の推進方策

Dメチオニンの放射線防護作用機序について解析する。

次年度使用額が生じた理由

次年度で実験器具を申請時の予定より必要とするため。

次年度使用額の使用計画

細胞内カルシウム測定実験に使用する。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2014

すべて 学会発表 (2件)

  • [学会発表] D-METHIONINE AS A PROTECTOR FOR IRRADIATION-INDUCED ORAL MUCOSITIS OR SALIVARY GLANDS HYPOFUNCTION2014

    • 著者名/発表者名
      吉川正信
    • 学会等名
      The 2nd International Conferrence of D-Amino Acid Reserach
    • 発表場所
      栃木県文化センター
    • 年月日
      2014-09-02 – 2014-09-05
  • [学会発表] D-AMINO ACID AS A PROMORTER FOR SALIVATION2014

    • 著者名/発表者名
      吉川正信
    • 学会等名
      The 2nd International Conferrence of D-Amino Acid Reserach
    • 発表場所
      栃木県文化センター
    • 年月日
      2014-09-02 – 2014-09-05

URL: 

公開日: 2016-05-27  

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