研究課題/領域番号 |
25462933
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研究機関 | 東京歯科大学 |
研究代表者 |
西川 慶一 東京歯科大学, 歯学部, 講師 (30180590)
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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キーワード | 歯科用コーンビームCT / QA/QC / ファントム |
研究概要 |
平成25年度は、均一性と雑音を測定するための水ファントム、そして骨密度と画素値の対応関係を測定するためのファントムを作製する予定であった。両者のうち、前者の水ファントムについては設計が完了しており、発注するだけの状態にある。しかし、後者のファントムについては、歯科用コーンビームCTに関する研究を進める中で、線質硬化の影響が予想以上に大きいことがわかり、設計を見直す必要が生じた。当初は骨密度ブロックの大きさを20mm×20mm×6mmとする予定であったが、これでは線質硬化の影響が大きすぎ、性能評価には不適切でないかとの疑問が生じた。そこで、大きさと骨密度の異なるブロックを作製して線質硬化の影響程度を検討し、最適な大きさを決定した上でファントムの再設計をすることにした。現在、様々な大きさの骨密度ブロックを使用して線質硬化の影響を調べているところである。最適な大きさが決まり次第、水ファントムと画素値測定用ファントムを作製し、次のファントムの設計に着手する予定である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
本研究目的に関連する研究を進める中で、当初設計したファントムの仕様について再検討する必要が生じ、再検討のための材料を調達するのに相当の日数を要したため。
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今後の研究の推進方策 |
昨年度作製する予定だったファントムの仕様もほぼ固まったため、本年度の計画と同時進行で研究を進める予定である。
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次年度の研究費の使用計画 |
作製予定であったファントムの設計を見直す必要が生じ、仕様を決定するのに時間を要し、当該年度中の納品が困難になったため。 本年度の計画と同時進行でファントム作製を行う予定である。
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