研究課題/領域番号 |
25462976
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研究機関 | 愛知学院大学 |
研究代表者 |
樋口 直也 愛知学院大学, 歯学部, 講師 (10329609)
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研究分担者 |
尾関 伸明 愛知学院大学, 歯学部, 講師 (70469005)
中村 洋 愛知学院大学, 歯学部, 名誉教授 (40064878)
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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キーワード | ヒトiPS細胞 / ヒト歯肉線維芽細胞 / 初期化 |
研究実績の概要 |
ヒト歯肉線維芽細胞のiPS細胞への初期化 被験者から採取する歯肉線維芽細胞の初期化を行う前に、セルライン化された歯肉線維芽細胞を用いて、初期化条件を検討した。当初予定していたウイルスベクターによる遺伝子導入について、将来の臨床導入を考慮し、より安全な方法に変更した。具体的には、Okitaらの方法に従い、エピソーマルベクター(プラスミド)を用いて初期化を試みた。100mmディッシュにコンフルエントになった歯肉線維芽細胞をPBSで洗浄後、0.25%トリプシン/1mM EDTAで37℃、3分間インキュベートし、遠心にて回収した。細胞数を6×10の5乗に調整後、購入した3種類の大腸菌からエピソーマルベクターを抽出し、一度の導入に各1μg(計3μg)を準備した。ベクターは、1650V、10ms、3pulseの条件下でエレクトロポレーションにより歯肉線維芽細胞に導入した。翌日、培地を交換し、以降2日に一度培地の交換を行った。7日後にフィーダー細胞(MEF)上に継代し、8日後に培地をiPS細胞用に変更後、iPS細胞の単離を試みた。現在、初期化の成否をOCT3/4、SOX2、KLF4、L-MYCの遺伝子発現で確認中である。
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