ジルコニアの焼結時に2種類の粒径のジルコニアビーズを圧接焼結し、表面に凹凸の形状を付けた後で、その上にバイオガラスを焼結する方法を確立し、細胞増殖性(骨芽細胞様細胞(MC3-T3-El))についての実験を行った。ビーズを使用しないディスク試験片も作製した。また、それぞれ種類のディスクにゾルゲル法によりバイオガラスを焼結固着(1200℃1時間)したディスク試験片も作製した。表面性状については、表面が粗い方の試験片の細胞増殖性が増加し、バイオガラスコーティングすることでも細胞増殖性が有意に増加した。バイオガラスをコーティングしたジルコニアインプラントの開発が可能であることが示唆された。
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