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2013 年度 実施状況報告書

カンジダ抑制作用を有するTea tree oilの義歯用歯磨剤への応用と開発

研究課題

研究課題/領域番号 25463009
研究機関長崎大学

研究代表者

山下 利佳  長崎大学, 大学病院, 助教 (50336179)

研究分担者 黒木 唯文  長崎大学, 大学病院, 助教 (70404225)
江越 貴文  長崎大学, 大学病院, 医員 (70706150)
研究期間 (年度) 2013-04-01 – 2016-03-31
キーワードTea tree oil / C.albicans / 精油
研究概要

3種の精油Tea tree oil(TTO),Lemongrass West Indian oil(LWO),Lemongrass East Indian oil(LEO)のC.albicansに対するMICを測定した.精油濃度50%のDMSO混合溶液を作製後,精油濃度2%~0.0625%のTSBD希釈系列を用意した。前培養した菌液をTSBDで10倍に希釈し,各試験管に10 μlずつ入れ撹拌後,30℃で48時間,静地培養し,MICを判定した。さらに,TTO については,MICで用いた0.25%,0.125%,0.0625%の試験管を撹拌後100 μl採取し,サブロー寒天培地に接種,30℃で48時間,静置培養しMBCを測定した。1の実験において,TTOよりもカンジダ抑制効果が高かったLemongrass East Indian oil(LEO)を用いて,加熱重合レジン,硬質レジンに対するLEOのカンジダ付着抑制効果を洗い出し法で調べた結果,濃度依存的に付着抑制効果が認められた。加熱重合レジン,硬質レジンに対するTTOのカンジダ付着抑制効果をRedox Indicator試験で調べた結果,レジン片の方が硬質レジン片よりも,数値が高い傾向にあり,硬質レジン片の方が菌が付着しにくい傾向にあった。このように,精油がカンジダ抑制に効果があることは確認できたが,まだ実験回数が少ないため,回数を増し統計処理が必要である。また,今後精油のカンジダ除去効果の測定が必要である。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

これまでのところはおおむね順調に進行している.

今後の研究の推進方策

当初はTea tree oilのみで実験を行う予定であったが,予備実験で,他の精油,Lemongrass West Indian oil,Lemongrass East Indian oilでの結果が良好であったため,これらも含めて実験を行う。

次年度の研究費の使用計画

実験の消耗品の購入が間に合わなかったため
実験の消耗品に使用

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公開日: 2015-05-28  

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