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2013 年度 実施状況報告書

小型軽量の無線LAN応用装置による夜間睡眠中の生体現象分析システムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 25463032
研究機関日本歯科大学

研究代表者

横山 正起  日本歯科大学, 生命歯学部, 准教授 (60312071)

研究分担者 志賀 博  日本歯科大学, 生命歯学部, 教授 (50226114)
渡邊 篤士  日本歯科大学, 生命歯学部, 助教 (30609467)
研究期間 (年度) 2013-04-01 – 2016-03-31
キーワード睡眠 / 生体現象
研究概要

本研究は、無線LANを用いた小型軽量の装置でヒトの夜間睡眠中の生体現象(咬筋筋電図、オトガイ筋筋電図 、脳電図、心電図、呼吸運動図)をモニタリング・記録・分析できるシステムを開発することを主な目的として いる。また、記録した生体現象のデジタル信号をアナログ信号に変換し、従来の睡眠ポリグラフによる高額かつ 高精度の睡眠脳波解析装置で脳波的睡眠段階を自動判定できるようにすることを副目的とする。
20歳代の健常者3名の生体現象(両側咬筋筋電図,オトガイ筋筋電図,脳電図,心電図,呼吸運動図,眼球運動図)を長時間記録できるように改良した小型軽量の無線LAN応用装置を用いて記録後、記録装置から再生した生体現象を表示できるプログラムの作成を試みた。その結果、改良した無線LAN応用装置で夜間睡眠中の生体現象を記録できることが確認できた。また、睡眠中の生体現象のデータをモニタリングし、正確な記録が行われているか否かが観察できるようになった。さらに、記録した生体現象のデータについて、全チャンネル表示や必要チャンネルの表示、夜間睡眠中の個々の咬筋筋活動の持続時間や積分値等の表示をすることができた。これらの結果から、無線LANを有する小型の装置を用いることで記録時の生体現象をモニタリングできると同時に、必要な部分の生体現象データを分析できる生体現象記録分析システムが開発できた。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

無線LANを用いた小型軽量の装置でヒトの夜間睡眠中の生体現象をモニタリング・記録・分析できるシステムの開発に時間を費やしたため、記録後のデジタル信号をアナログ信号に変換し、記録前のアナログ信号との比較が行えなかったため。

今後の研究の推進方策

平成26年4月~8月
無線テレメータシステム(現有設備)を用いてデータレコーダに記録した生体現象のアナログ信号(信号A)を睡眠脳波解析装置(現有設備)で脳波的睡眠段階を自動判定(結果I)する。また、信号Aを生体現象記録 システム(申請設備)で記録後、DA変換装置(申請設備)を介してアナログ信号(信号B)に変換し、睡眠脳波解析装置で脳波的睡眠段階を自動判定(結果II)し、結果Iと結果IIを比較する。
平成26年10月~
1. 20歳代のbruxist5名の夜間睡眠中の両側咬筋筋電図、オトガイ筋筋電図、脳電図、心電図、呼吸運動図、眼球運動図を開発した生体現象記録システムを用いて、終夜連続同時記録する。
2.無線テレメータシステム用の生体現象分析プログラム(現有設備)を改良し、咬筋筋活動の持続時間、振幅 、積分値、平均心拍数、各睡眠段階の出現率、睡眠段階の移行の頻度などを表示するプログラムを開発する。

次年度の研究費の使用計画

記録後のデジタル信号をアナログ信号に変換し、記録前のアナログ信号との比較が行えなかったため。
ディスポーザブル電極とデータ保存用ディスクを購入し、被験者の記録を追加するために使用予定である。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2014

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] 無線LANを有する小型装置による生体現象の記録分析システムの開発2014

    • 著者名/発表者名
      横山正起,志賀博,渡邊篤士,石川忠,難波錬久
    • 雑誌名

      日本顎関節学会雑誌

      巻: 26・27回特別号 ページ: 印刷中

    • 査読あり
  • [学会発表] 無線LANを有する小型装置による生体現象の記録分析システムの開発2014

    • 著者名/発表者名
      横山正起,志賀博,渡邊篤士,石川忠,難波錬久
    • 学会等名
      日本顎関節学会雑誌第27回学術大会
    • 発表場所
      九州大学医学部百年講堂
    • 年月日
      20140719-20140720

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公開日: 2015-05-28  

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