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2015 年度 実績報告書

BMP-2の環境選択的な骨誘導/抑制メカニズムの解明および適応症の探索

研究課題

研究課題/領域番号 25463050
研究機関岡山大学

研究代表者

縄稚 久美子  岡山大学, 大学病院, 助教 (10379787)

研究分担者 窪木 拓男  岡山大学, 医歯(薬)学総合研究科, 教授 (00225195)
園山 亘  岡山大学, 大学病院, 講師 (40325121) [辞退]
大野 充昭  岡山大学, 医歯(薬)学総合研究科, 助教 (60613156)
秋山 謙太郎  岡山大学, 大学病院, 講師 (70423291)
新川 重彦  岡山大学, 大学病院, 医員 (10727465)
研究期間 (年度) 2013-04-01 – 2016-03-31
キーワードrhBMP-2 / 骨形成 / 骨吸収 / 骨髄
研究実績の概要

平成27年度は,骨髄内におけるBMP-2の役割を明らかにするため,マウスを用いた研究を中心に実施してきた.これまで,大腿骨内にBMP-2を投与すると,骨髄内の骨形成が抑制されることを示してきたが,平成26年度に,リーマーにて骨髄を除去すると,BMP-2による骨形成抑制効果の一部が抑えられることが明らかとなった.平成27年度はさらに,骨髄の働きを抑制するため骨髄をリーマーで除去した大腿骨を採取し,別のマウスの背部皮下に移植した.その結果,BMP-2により骨髄内に骨形成が誘導された.本結果は,骨髄液の何かがBMP-2による骨形成能を負に制御していることを示している.
そこで,次に,骨髄液にBMP-2の骨芽細胞分化を抑制する因子が内包されているかをin vitroにおいて確認するため,レポーター遺伝子の上流にBMP-2応答配列を組み込んだベクター (BMP Response Element: BRE)を遺伝子導入したC2C12-BRE細胞にBMP-2および骨髄液を添加すると,BMP-2によって誘導されたルシフェラーゼ活性は骨髄液添加により完全に抑制された.つまり,骨髄液の何かがBMP-2の機能を阻害していることが明らかとなった.現在,骨髄内のどの細胞,もしくは蛋白質成分が作用しているかを詳細に検討を行っている.

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2015

すべて 学会発表 (2件)

  • [学会発表] BMP2変異体L51Pは BMPネガティブ・フィードバック機構を制御することでBMP2誘導性骨芽細胞分化および骨形成を促進する2015

    • 著者名/発表者名
      大野充昭,Khattab H,笈田育尚,Sebald W,窪木拓男
    • 学会等名
      第45回公益社会法人日本口腔インプラント学会学術大会
    • 発表場所
      岡山,日本
    • 年月日
      2015-09-22 – 2015-09-22
  • [学会発表] 骨髄腔内においてBMP-2は骨形成を抑制する2015

    • 著者名/発表者名
      植田淳二,笈田育尚,大野充昭,Emilio Hara,Ha Naguyen,窪木拓男
    • 学会等名
      第1回日本骨免疫学会
    • 発表場所
      沖縄,日本
    • 年月日
      2015-07-01 – 2015-07-01

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公開日: 2017-01-06  

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