4NQO誘発ラット舌癌モデルにおいて、ヒト扁平上皮癌において発現異常が報告されているmiRNA 5種をターゲットとし、ヒト扁平上皮癌と同様な発現異常が認められるかどうかを検証することにより、 口腔発癌モデルとしての有益性を検証することを目的とした。本研究においてヒト扁平上皮癌と同様にmiR-21の発現上昇とmiR-99a miR-100の発現の低下が確認されたが、いずれも有意差は認められなかった。また、ヒト扁平上皮癌では発現上昇の報告があるmiR155,miR-130bは、本研究においては発現が低下していた。
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