研究課題
基盤研究(C)
1)液状化細胞診を応用して口腔病変の診査を行った。液状化細胞診は客観的な評価が可能であることが示唆された。2)脱メチル化剤(EGCG)を応用し病理学的な評価を行った。EGCG投与前に散見されていた異型細胞の数・程度が、投与後には減少する現象が観察され、EGCGが細胞異型を改善する作用があることが示唆された。3)EGCG投与前後に口腔細胞の採取を行い、p16とMGMTのメチル化の改善についてpyrosequence法で検討し、症例によってはp16とMGMTのメチル化の改善を認めた。これらの事象からEGCGは脱メチル化作用が期待されるが、投与量、投与期間、投与方法については更なる検討が必要である。
口腔外科学