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2015 年度 実施状況報告書

舌再建により大脳機能局在は変化するか

研究課題

研究課題/領域番号 25463129
研究機関東京医科歯科大学

研究代表者

小枝 聡子  東京医科歯科大学, 歯学部附属病院, 非常勤講師 (00400391)

研究期間 (年度) 2013-04-01 – 2017-03-31
キーワード一次体性感覚野 / 再建舌
研究実績の概要

舌は口腔機能を担う最も重要な器官の一つである.この重要な器官の機能喪失は“話す”“食べる” といった重要な生体機能の欠如,“味わう”といった生活の質の低下につながる.口腔顎顔面領域の悪性腫瘍のうち舌癌は約60%を占め, 広範囲な舌切除にあたっては同時に遊離皮弁による再建術による機能回復が標準的な治療となっている.一定の機能回復を達成し得た今日,形態のみならず感覚の回復についても議論されるようになり,2012年,C.Guerin-Lebaillyらは,再建した舌について約半数に感覚の回復を認めたとの報告をしているが,従来の末梢刺激による被験者の主観によるものである.これまで再建した舌と大脳の機能局在を明らかにした研究はない.再建した舌刺激による一次体性感覚野の機能局在を明らかにすることを目的とし, 脳磁計(Magnetoencephalography, MEG)検査による大脳皮質一次体性感覚野(Somatosensory evoked fields, SEFs)計測を行なった.再建舌刺激においてもSEFを確認することができた.SEFSのみならず二次体性感覚野の関与も示唆された.さらに解析方法により脳活動を確認できる可能性が示唆され, 解析方法の検討を進めた.2014年11月-2015年9月まで産前産後育児休暇により一時研究が中断したが,今後,被験者をさらに募集し解析をすすめる予定である.



現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

2014年11月-2015年9月まで産前産後および育児休暇取得のため研究が一時中断した.

今後の研究の推進方策

2014年11月-2015年9月まで産前産後および育児休暇取得のため研究が一時中断したため, 研究期間の延長を行った.今後被験者をさらに募集し解析を行う予定である.

次年度使用額が生じた理由

2014年11月-2015年9月まで産前産後休暇及び育児休暇取得のため研究が一時中断した。

次年度使用額の使用計画

2016年4月より研究継続にて被験者募集を拡大する。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2015

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 遊離前腕皮弁による舌再建術後の一次体性感覚誘発磁界の検討2015

    • 著者名/発表者名
      小枝聡子、原田浩之
    • 学会等名
      第60回(公社)日本口腔外科学会総会・学術大会
    • 発表場所
      名古屋国際会議場(愛知県名古屋市)
    • 年月日
      2015-10-15 – 2015-10-17

URL: 

公開日: 2017-01-06  

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