研究課題/領域番号 |
25463144
|
研究機関 | 北海道医療大学 |
研究代表者 |
村田 勝 北海道医療大学, 歯学部, 准教授 (00260662)
|
研究分担者 |
伊藤 勝敏 北海道医療大学, 歯学部, 助教 (50433438)
赤澤 敏之 地方独立行政法人北海道立総合研究機構, その他部局等, 研究主幹 (80469692)
|
研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2016-03-31
|
キーワード | 骨微小損傷 / マイクロダメージ / クラック / 超音波 / 骨リモデリング |
研究概要 |
Wistar ラット(雄性)頭蓋骨骨膜を剥離後,露出した母骨に対して,ピエゾンマスターを用いて超音波振動刺激による骨微小損傷を加えた.超音波振動時に生理食塩水を使用した.刺激時間は30秒で切除した頭蓋骨は直ちに2% グルタールアルデヒド溶液に浸漬固定した. 電子顕微鏡で超微細構造をSEM 観察した結果,超音波振動刺激によるクレーターとマイクロクラック構造が観察できた.なお,本実験を開始する前に超音波振動の適した刺激条件を予備的に選定した. 次に,3層電解水調整機器によって精製された特殊な酸化水 (pH2.6)と還元水 (pH12.0) を用いて,同様の予備実験を開始した.特許性のある結果が得られたので追試中である.
|
現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
研究者同士約束を守り,当初の計画よりも早く進行している. 月に1度以上の会議を開き,日常的にメールで情報交換をしている. 特に,研究分担者:赤澤博士の電顕貢献が大きい. 赤澤博士は25年間にわたる共同研究者で,私の考えがすぐに伝わる生物工学者である.
|
今後の研究の推進方策 |
次年度計画に基づき実行する. また,超音波振動時に電解水(酸化水や還元水)を使用して骨表面の変化を観察したい.特許申請を視野に進める.
|
次年度の研究費の使用計画 |
研究補助員を採用できなかったため. 早めに研究補助員を確保したい.
|