研究課題
女性50名を対象に、知覚・痛覚分析装置(Pain vision:ニプロ)を使用し、無条件時と2種類の音楽(クラシック・ポップス)を聞かせたとき、さらに不快音(スケーラー音・目覚まし音)聞かせたときの前腕と口腔内2箇所(歯肉・舌)の痛覚閾値を測定した。さらに、それぞれの条件を加えたときの自律神経のバランスをBonaly Light(GMS社)を用いて測定した。実験の内容に同意の得られた被験者を対象に、1条件1日という設定で各条件下で疼痛閾値と自律神経のバランスを測定した。クラシックは好き嫌いがあり、無条件時と比較すると疼痛閾値が上昇する被験者と低下する被験者がいた。それとともに、自律神経のバランスも交感神経優位になる被験者と副交感神経が優位になる被験者がいた。ポップスを聴いているときは、有意に疼痛閾値が上昇した。自律神経のバランスにおいては、個人差が見られた。スケーラー音を聞いているときは、自律神経のバランスが副交感神経優位になり、疼痛閾値も上昇した。ベル音を聞いているときは、無条件時に比較すると疼痛閾値は低下し、自律神経のバランスは交感神経優位になった。この研究では、個人差が強く反映するものではあるが、ポップスを聴くと疼痛閾値が上昇し、ベル音を聞いているときは低下することが示唆された。
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