研究課題/領域番号 |
25463160
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
吉原 俊博 北海道大学, 歯学研究科(研究院), 准教授 (60261319)
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研究分担者 |
大島 昇平 北海道大学, 大学病院, 講師 (00374546)
菊入 崇 北海道大学, 歯学研究科(研究院), 助教 (10322819)
高崎 千尋 北海道大学, 歯学研究科(研究院), 助教 (60451449)
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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キーワード | 身体抑制 / ストレス反応 / HPAaxis / ラット |
研究実績の概要 |
本研究では、幼少期に身体抑制ストレスを経験したラットがどのように成長し、成長後のストレス反応のメカニズムや特徴を考察し 、さらに生活リズム、摂食行動、生殖機能に関与する中枢神経系の機能を神経内分泌学的、分子生物学的手法などを用いて調べる。平成26年度の研究計画は以下の通りであった。1.「上行性カテコールアミンニューロンのCRH産生分泌促進機能について」①幼少期に身体抑制を行い、成長後に新規環境ストレスを負荷し、in vivo microdialysisにより灌流液を採取し、カテコールアミン量を高速液体クロマトグラフィーにより測定する。② 実験終了後、各ラットを断頭し、凍結ミクロトームを用いて、室傍核を含む連続切片を作製し、in situ hybridyzationによりCRHmRNAの発現を定量化する。 2.「視床下部視交叉上核の時計遺伝子発現について」①幼少期に身体抑制ストレスを与えた3か月後の正午に、各ラットを断頭し直ちに脳を採取し、-80℃にて保存する。②凍結ミクロトームを用いて、SCNを含む 凍結切片を作製し、in situ hybridyzationにより時計遺伝子(per2)の発現を検出し定量化する。③幼少期身体抑制ストレスが成長後のラット時計遺伝子(per2)の発現にどのように影響しているか、検討する。研究結果1.幼少期に身体抑制を行い、成長後に新規環境ストレスを負荷したラット室傍核のカテコールアミンおよびCRHmRNA発現量は対象群に比較して、有意に上昇していた。2.幼少期に身体抑制を行い、成長後に新規環境ストレスを負荷したラットの時計遺伝子(per2)の発現量は対象群に比較して、有意な差はなかった。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
計画通り、研究は進んでいる。
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今後の研究の推進方策 |
当初の研究計画通りに進める予定である。
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次年度使用額が生じた理由 |
実験で使用する試薬購入費が少なく済んだため。
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次年度使用額の使用計画 |
次年度にも試薬が必要であり、その購入費に充てる。また次年度は研究計画最終年度であるので、研究業績の発表(学会発表、論文作成)の費用に充てる予定である。
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