アペール症候群(As)の発生機序に関与するmicroRNAを同定することを目的とした。ASモデルマウス(Ap)及び同腹コントロールマウス(Ct)頭蓋冠より冠状縫合部を摘出し、miRNAを抽出後、miRNAアレイにてmiRNAの解析を行った。また縫合部における発現量をリアルタイムPCR法にて検索した。Apにおいて19種類のmiRNA発現が有意に亢進し、5種類のmiRNA発現が抑制されていた。リアルタイムPCRにより、Ctと比較して、Ap(n=3)においてmmu-miR-182-5p、mmu-miR-206-3pの有為に高い発現が確認され、mmu-miR-133a-3pの発現が高い傾向にあった。
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