研究課題
本研究課題では、脱落乳歯由来幹細胞(stem cells from human exfoliated deciduous teeth; SHED)の抗酸化ストレス作用および多分化能による抗老化作用の可能性を検索するとともに、老化制御機構の解明を目的とする。早期に老化現象が出現する早老症モデルマウスにSHEDやSHEDから分化誘導したインスリン産生β細胞を移植して、モデルマウスにける各臓器の活性酸素種の産生抑制や、寿命延長機構に重要な関連を示すインスリンシグナル伝達系を解析するとともに、老化制御に関与する遺伝子やシグナル伝達系の同定と解析を行う。以上のことから、本研究課題では小児歯科的アプローチによる老化現象の解明に挑む。SHEDの全身投与による老化制御機構への影響を検索するために、早老症モデルマウスであるBmal1ノックアウトマウスを用いている。Bmal1ノックアウトマウスのホモ接合体にSHEDを投与した群と非投与群の実験群を作成して現在、SHEDの全身投与による寿命延長効果について検索中である。
すべて 2015
すべて 雑誌論文 (8件) (うち国際共著 2件、 査読あり 8件、 オープンアクセス 7件) 学会発表 (4件)
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