(1)実際の治療を目的として誘導されたiPS細胞、すなわちヒト治療用iPS細胞を用いることができるようになった。 (2) 少しでも将来の実用化に向けた治療用iPS細胞を使用することから、培養に用いるフィーダー細胞(動物由来栄養供給細胞)の使用も課題となっていることから本研究課題の重要なステップとして、フィーダーフリー培養法を確立した。フィーダーフリー培養法を確立した後は、同じく臨床実用化の重要なステップになる無血清培養法、すなわちゼノフリー培養法を確立した (3)フィーダーフリ/ゼノフリー培養法でのヒト治療用iPS細胞の維持と、歯周組織の発生学的起源である神経堤細胞への誘導を実現させた。
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