研究成果の概要 |
本研究は,重篤な歯周病と関連するP. gingivalis, T. forsythia, T. denticolaに加え,侵襲性歯周炎の原因であるA. actinomycetemcomitansのnon-coding RNAsを次世代シークエンサーを用いて網羅的に解析・同定を行った。その結果,in silicoで予測されていた各種細菌のnon-coding RNAの中で,実際に発現が認められたものは約50~60%であった。また,予測されていない新規のRNAを発見した。本研究は,細菌の新たな病原性遺伝子転写調節メカニズムの解明と,将来的に歯周病診断に有用な診断マーカーとなる。
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