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2015 年度 実施状況報告書

急性心筋梗塞発症後の口腔衛生状態と生命予後および心血管事故発生との関連

研究課題

研究課題/領域番号 25463240
研究機関大阪大学

研究代表者

砂 真一郎  大阪大学, 医学部附属病院, 特任助教 (40573085)

研究分担者 南都 伸介  大阪大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (20446040) [辞退]
坂田 泰彦  東北大学, 医学(系)研究科(研究院), 准教授 (90379206)
研究期間 (年度) 2013-04-01 – 2017-03-31
キーワード臨床研究 / 口腔衛生
研究実績の概要

大阪大学医学部附属病院を受診した約1000症例の口腔衛生状態と心血管事故を含む予後情報の収集を行い、その関連について検討を行っている。
調査項目の中でも口腔衛生状態の項目としては、歯科治療室にて歯磨き習慣、歯数、歯肉出血の有無、歯の動揺度、ポケット深度を調査し、さらにデンタル写真による評価を行った。また、背景因子として、年齢、性別、嗜好物の調査、血液検査結果、尿蛋白の有無、心臓超音波検査結果を収集した。血液検査の項目として、循環器疾患の重要な指標として脳性ナトリウム利尿ペプチド(BNP)値、血糖の指標としてのヘモグロビンA1c(HbA1c)値、炎症所見としてC反応性ペプチド(CRP)値、腎機能評価のため血清クレアチニン(Cre)値、貧血の評価としてヘモグロビン(Hb)値、栄養状態評価としてアルブミン(Alb)値、を既に収集した。心臓超音波検査にては、心機能評価の指標として左室駆出率(LVEF)を収集した。さらに、予後情報としては、死亡の有無(有の場合は死因)、再入院の有無(有の場合は病名)の追跡を行っている。
これらの情報により、口腔衛生状態と心血管事故を含む予後情報との関連についての検討を行っている。解析方法としては、患者背景を含む記述統計としての単変量解析、口腔衛生状態と各種検査結果との関連を検討するための多変量解析、口腔衛生状態と予後との関連を解析する生存解析等、口腔衛生状態と全身状態との関連を検討するための多岐にわたる検討を行っている。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

大阪大学医学部附属病院における倫理委員会からは本研究に対する承認は既に得られている。
既に、当院受診した約1000例の口腔衛生状態と心血管事故を含む予後情報の収集を行った。

今後の研究の推進方策

更に対象症例を集積し、また患者背景情報および予後情報を集積して、口腔衛生状態と心血管事故を含む予後情報との関連を検討する。また、口腔衛生状態と予後との関連についてさらに詳細な解析を行う。

次年度使用額が生じた理由

更に継続して対象症例を集積し、患者背景や検査結果と予後情報についての詳細な解析による検討を行うことにより、研究の質のさらなる向上を図る。

次年度使用額の使用計画

さらなる対象症例のデータ収集に要する費用、研究結果発表のために使用する予定である。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 備考 (1件)

  • [備考] 口腔衛生状態と生命予後および心血管事故発生との関連に関する研究

    • URL

      http://www.cardiology.med.osaka-u.ac.jp/?post_type=clinical

URL: 

公開日: 2017-01-06  

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