研究課題/領域番号 |
25463241
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研究機関 | 岡山大学 |
研究代表者 |
竹内 倫子 岡山大学, 医歯(薬)学総合研究科, 助教 (50403473)
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研究分担者 |
森田 学 岡山大学, 医歯(薬)学総合研究科, 教授 (40157904)
江國 大輔 岡山大学, 大学病院, 講師 (70346443)
友藤 孝明 岡山大学, 大学病院, 講師 (80335629)
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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キーワード | 酸化ストレス / 妊婦 / 胎児発育 / 歯周病 |
研究概要 |
低体重で生まれた児は,その後に虚血性心疾患による死亡率やメタボリックシンドロームの発症が高率にみられることが報告されている。低体重児出生の原因には多胎,喫煙,飲酒,炎症等があげられている。それに加えて,妊婦の歯周病が低体重児出生や早産のリスク要因の一つであるといわれている。一方,歯周病が全身の酸化ストレス状態を増加させること,母体の歯周病が胎児発育遅延と関係があること,さらには妊婦の酸化ストレス上昇が胎児発育遅延を促すなどの報告が次々に発表されている。そこで本研究では歯周病と胎児の発育との関係を、酸化ストレスを切り口に横断的に検討する。 岡山大学病院産科・婦人科通院中で,本研究の参加にあたり十分な説明を受けた後、 十分な理解の上、本人の自由意思による文書同意が得られた妊婦で、妊娠高血圧症候群、妊娠糖尿病、腎臓病を合併している妊婦、喫煙者や多胎は除外する。主要評価項目は、胎児の発育に関する項目には児頭大横径、胎児腹部周囲長、胎児大腿骨長、推定胎児体重とし、出生時の状態に関する項目には出生時体重、出生時身長、在胎週数とし、母体の歯周組織状態に関する項目には歯周ポケットの深さ、プロービング時の出血の有無とした。また、胎児の発育に影響する指標には母体の生化学検査、身長・体重、年齢、在胎週数とし、尿を検体とした酸化ストレスを測定する。これらを妊娠初期、妊娠中期、出産前(約38週)にそれぞれ測定する。 以上のようなことを岡山大学病院倫理委員会に申請し、承認を受けた。産科・婦人科と具体的な打ち合わせを行い、H26年4月から参加者を募ることとなった。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
倫理委員会に提出した申請書が受理された。26年春から研究参加者募集を開始する予定である。
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今後の研究の推進方策 |
26年春から研究参加者(対象者)の募集を開始し、随時データ取得を行う。
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