研究成果の概要 |
未熟児の摂食・嚥下機能は骨格筋量との関連の報告は少ない. 本研究では多周波BIA法と4次元超音波装置を用いて未熟児の骨格筋量を測定し, その有用性を検討するとともに, 未熟児の摂食・嚥下機能と全身の骨格筋量との関連を明らかにすることを目的とした. 対象は3-6歳の未熟児19名(平均5.0±1.1歳)とした. 調査項目は, 性別, 年齢, 身長, 体重, 咬合力, 握力, 咬筋, 骨格筋量, 体脂肪量とした. 多周波BIA法の有用性は高く.摂食・嚥下機能は, 年齢, 握力,咬合力,身長と有意に相関していたが, 咬筋厚や骨格筋量とは相関はなかった.骨格筋量は年齢, 握力と有意に相関していた.
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